ペルー人、血文字で謎のメッセージを残す
2015年9月18日(金)
<熊谷6人殺害>壁に血文字…殺害夫婦の部屋 容疑者、包丁2本所持
熊谷市で計6人が殺害された事件で、同市見晴町の住宅で田崎稔さん夫婦の遺体が見つかった部屋の壁に、
血液でアルファベット状の文字が描かれていたことが18日、分かった。
熊谷署捜査本部が明らかにした。
捜査本部によると、壁に描かれていたアルファベットは複数で単語のようなもの。拭われているが判読できるという。
スペイン語やポルトガル語など複数の通訳が解読したが、内容は不明だとい う。
関与が疑われているペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)=住居侵入容疑で逮捕状=が
16日、被害者方2階から落下した際、包丁2本を所持していたことも明らかになった。
2本とも同容疑者が落としたものとされる。
捜査本部によると、ナカダ容疑者は13日、署から立ち去った時の服装と16日に身柄を確保されたときの服装が
違っていたことが分かったという。
ナカダ容疑者が、侵入した家などで上着を着替えていた可能性がある。
司法解剖の結果、16日に遺体が発見された加藤美和子さん(41)の死因は刃物で刺されたことによる出血死
であることが分かった。ナカダ容疑者は依然、意識不明の重体。
貴志浩平県警本部長が18日、捜査本部を訪れ、捜査状況を確認。
報道陣の取材に応じ「捜査本部の総力を挙げ事案の全容解明を進めてほしい」と述べた。
一連の事件では16日午後4時半ごろ、同市石原の白石和代さん(84)方で、浴室に倒れ死亡している白石さん
が発見された。県警捜査員が同5時半ごろ、約100メートル離れた住宅2階窓から、刃物を持ったナカダ容疑者を発見。
同容疑者は刃物で腕を切り、2階から落下した。
この家から無職加藤美和子さん(41)と長女で美咲さん(10)と次女の春花さん(7)がいずれも刺されて
死亡してい るのが見つかった。
現場から約1・3キロ離れた同市見晴町の住宅では14日夕、田崎稔さん(55) と妻美佐枝さん(53)が
刺殺され倒れているのが発見されていた。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/09/19/01.html