DARPA、新方式のヘリコプター用ランディングギアの実験に成功・不整地でも着陸が可能
Posted 21 hours ago, by Roy Fuller
DARPAは1日、斜面や凸凹が生じている不整地、また、水平状態が安定しない艦船の甲板上でも安定した
着陸を可能にする新方式のヘリコプター用のランディングギアの実験ビデオを公開した。
このシステムは「MAR (Mission Adaptive Rotor) Robotic Landing Gear」と呼ばれている現在、Georgia
Institute of Technologyで開発が進められているもので、ヘリコプターに装着されている従来型の固定型の
ランディングギアに変わって、着陸面の形状に合わせて機体が水平に保たれるように自動的に、左右の
ランディングギアの高さを変えることを可能にしたシステムとなる。
具体的には、MAR Robotic Landing Gearのランディングギアの接地面にはフォースセンシティブコンタクト
センサーが取り付けられており、左側のギアが接地しても右側のギアが接地していない場合には、右側の
ギアの高さを伸ばすことで、機体が水平状態を維持して着陸することでできるようにしている。
このシステムを利用した場合、ヘリコプターによる斜面の着陸を容易にするだけでなく、絶えず甲板が前後
左右に傾きが生じるような時化の海上を航行中の艦船への着陸も容易に行うことができるようになると
DARPAでは説明している。
https://www.youtube.com/watch?v=Ip_WqX8nmKY
http://www.businessnewsline.com/news/201509130152320000.html