(玲奈さん=仮名・21歳)
悪いこととは知りながら、歩合給がいいので「恋人商法」のアルバイトをやっていました。これは出会い系サイトに片っ端からメールして、会ってくれた人に宝石を売りつける仕事。カモを見つけては「これを買って私への婚約指輪にして」と、お願いするんです。
「特別な関係だから、半額の30万円にしてあげる」と、ローンを組ませるのが基本でした。もちろん、誰もがエッチを迫ってきますが、「新婚旅行まで清い関係でいましょう」と、キスと乳揉み以外は拒否します。
こうして売り上げトップになり、大金を手にしていた絶頂期、竜也に出会ってしまったんです。
最後の仕上げに彼の部屋を訪ね、ローンの話を持ちかけると、今までずっと笑顔だった彼の目が、虎のように鋭くなったんです。
「俺、その商売のこと知ってるよ。恋人商法だろ」
こう言った瞬間、髪を引っ張られ、気が遠くなるほど頭を揺さぶられました。
「俺はなぁ、2カ月前に刑務所から出てきたばかりなんだ。新たな被害者が出ないように、おまえを樹海に埋めたろか?」
「もうしません。許して」
号泣し、土下座で謝りましたが、問答無用でパンティーを脱がされます。それを「すごく臭いね。悪女の香りがする」と言って、私の鼻に押し当ててきます。
さらに、まだ準備もできていない秘部に、硬く勃起したペニスを無理やり挿入してきたんです。
「ああっ、痛い!」
「だまされた男の痛みはこんなもんじゃねえんだよ」
ところが信じられないことに、無理やりなのにアソコはすぐに潤い、クチョクチョとエッチな音が響いています。こんな状況で、私は濡れていたんです。
「何人騙した!」
「2人です。もうやめて」
すると今度はガンガンと腰を振りながら、乳首に思いっきり噛みつきます。
「吐かないと、次は乳首を噛み切るぞ。白状しろ!」
「ギャーッ、痛い。25人騙しました」
身の危険が迫り、正直に言うしかありません。すると、なぜか竜也は私を抱きしめ、「よく言った。もう俺には嘘をつくなよ」と優しく頭を撫でてくれました。
この日から、私は悪徳バイトを辞め、竜也が勤めるホストクラブに通っています。私は“いい人”じゃ満足できないみたい。ワルだから恋してしまったの。