高知中央高:「自衛隊コース」新設へ 現役自衛隊員も指導
毎日新聞 2015年09月08日 10時53分(最終更新 09月08日 13時42分)
私立高知中央高(高知市)は来年度、普通科に「自衛隊コー ス」を新設し「自衛官養成」に取り組む方針を決めた。
現役の自 衛隊員やOBが指導に携わる。
同校の近森正久理事長(62)は 「安全保障関連法案を巡り自衛隊のイメージが悪くなっているが、入隊者の減少は国家の一大事。人材育成の必要がある」と説明している。
同校によると、自衛隊コースの定員は未定で、現在の普通科の定員160人は増員しない。
1週間の授業30時間のうち6時間を自衛隊関連に充てる。
自衛隊が訓練に採用している銃剣道を4時間、自衛隊の歴史や活動に関する座学を2時間実施する予定で、その他の授業は普通科と同じ。
3年時には希望者に自衛官の 採用試験対策も行い、消防士や警察官などの採用試験にも対応するという。
今年4月にコース設置を決め、5月に自衛隊高知地方協力本部に協力を要請し快諾されたという。
高知地本は「把握している限りでは他に例がなく、全国初ではないか。防災関連の講話や職場 体験など学校教育の枠組みの中でできる協力をしていきたい」と話す。【最上和喜】
http://mainichi.jp/select/news/20150908k0000e040124000c.html