【〈ケチで愚かで偉そうな「森喜朗元総理」の利権を潰せ〉~ 〈「三流政治家」をのさばらせた「自民党」の大罪〉
週刊新潮 2015年8月13・20日夏季特大号
● 森が五輪組織委員会の会長に就任したのは昨年1月
翌月には、森の“子飼い”でスポーツ振興センター理事長(JSC)の河野一郎が組織委員会の副会長に選んでいる
● 森が政界引退後を表明した後も政治資金管理団体「春風会」を存続させ、
引退後も活発な資金集めをしており、13年度の収入は約 1億
政治資金問題に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授「政界を引退した人が資金管理団体を存続させていること自体が奇妙だが、
引退後もその団体が年間1億円もの資金を集めているとなると、これは異様というほかない」
● “森金脈”を示すとされ批判もされていた春風会の機関誌「春風」
見直し決定前の新国立競技場計画で建設予定業者に決まっていた2社、大成建設と竹中工務店が
それぞれ通算6回の広告を出している
● 春風会への資金移動
政界引退表明後の12年10月から12月にかけて、春風会は〈自由民主党石川県衆議院支部〉から、
3回に分けて総計5300万円の寄付を受けている
ちなみに、森が代表を務めていた〈自民党石川県第二選挙区支部〉が〈自民党石川県衆議院支部〉
に名称変更されたのが、1回目の寄付の直前
3回目の寄付が終わった直後に〈自民党石川県衆議院支部〉は解散
● 森は、地盤を継がせようと考えていた長男がドラッグなどでさんざん問題を起こしたあげく、
46歳の若さで死亡してしまったので、公募で決まった選挙区後継者に資金を残したくなかったのではないか
● 五輪組織委員会関係者「組織委員会でもJSCの有識者会議でも、森さんに文句を言える雰囲気は全くない。
それこそが最大の問題であり、新国立競技場の話がこじれた大きな要因です」
● 自民党が密室での話し合いで森を総理に選んだこと、就任直後の“神の国発言”で森政権はいきなり逆風に晒された
焦った森は親密な関係の銀座のママに頼み、“極秘訪朝”の可能性を探ったが、実現しなかった
ママはその時にかかった経費などを森さんが払ってくれない、と後々まで嘆いていた
● 2001年、「えひめ丸」が米原潜に衝突されて沈没した日、森はゴルフに興じていたことで
世間の批判の声が高まり、辞任を表明するに至ったが、最後に米大統領に会って終わりにしたい、と言い出した
急遽、アメリカのロビイストに官房機密費を払って頼み込んで、辞任直前の訪米が実現した
● 政治評論家の浅川博忠「政治家を3つに分けるとすれば、政策と政局の両方に強い人が一流。
政策だけに強い人が二流。政局がらみで出世してきた人は三流。この分け方でいくと、森さんは三流」
全文は http://www.gruri.jp/article/2015/08140800/