【佐野】心理学者「放射能問題と同じ。騒ぎすぎの素人ネット民と、権威をないがしろにする常識知らずの国民に責任」 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/09/03(木) 23:46:19.87 ID:XnPkojhd

ネットユーザーとマスコミと専門家の3者の責任:オリンピックエンブレム問題のこれまでとこれから

検索技術の進歩と膨大な数のネットユーザー。この力は、どちらへ向かうのでしょうか。

ネットで盛り上がっている、炎上しているとはいえ、ネットユーザーの中の一部でしか話題になっていなかったことが、
国民的話題になったります。そうなれば、さらにネット全体でも話題とされていきます。
ネット上に出された疑問、疑惑が、マスメディアに取り上げられることで、「お墨付き」がもらえることになります。
一部の人たちの問題提起が、社会問題化していくわけです。

国民感情などを冷静に判断した上での決定なら良いでしょう。
でも、ネットの群衆たちに、押し切られた形であったとするなら、それは残念なことにも思えます。

今回の件は、法的には問題ないと説明されています。また、デザイナーの専門家の目から見れば問題ないとも言われています。
そして、それでも世論が納得しないと説明されています。
法的問題はなく、またデザイナーの目から見ても問題ない。でも、その意味合いは、私たちにはど届きませんでした。
専門家が、自分の意見をみんなにわかってもらえるように伝えることは、難しいことです。
これは、放射能問題のときもそうでした。
専門家は専門家同士の話し合いは得意なのですが、専門用語や専門分野内の約束事、
「常識」をしらない一般の人にわかりやすく話すのは、慣れていないのです。

現代は、権威の力が弱っている、フラット化した社会と言えるでしょう。
素人も、直感的にはある判断をします。そのような素朴な市民感覚も大切です。でも、素朴な感覚だけでは判断できないこともあります。
そして私たち一般ユーザーも、ネットリテラシーやメディアリテラシー、科学リテラシーを持つことが求められています。
ネットの情報や報道内容や専門家の意見を正しく解釈できるように、努力する必要はあるでしょう。
権威(オーソリティー)の話を落ち着いて聞くことも時には必要ではないでしょうか。
不正とは戦いたいと思います。そしてネットによる暴力的集団リンチなどは、避けなければならないと思います。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20150903-00049107/

碓井真史
新潟青陵大学大学院教授(心理学)/スクールカウンセラー
東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。
社会心理学者。スクールカウンセラー。テレビ新潟番組審議委員。好物はもんじゃ。
専門は社会心理学。HP『こころの散歩道』は総アクセス数5千万。
テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「とくダネ!」「ミヤネ屋」「みんなのニュース」「ホンマでっか!?TV」など。
著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』など。
監修:『よくわかる人間関係の心理学』など。

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