米陸軍は30日までに、前線への兵員輸送などに現在使っている主力の装甲車両「ハンビー」の後継車種に米オシュコシュ社の軽量の共同戦術仕様車両(JLTV)の採用を決めたとの報道発表文を発表した。
米海兵隊も同車両を導入する。契約額は約67億ドル(約8174億円)で、当初の発注台数は1万7000台。生産は来年始まる予定。陸軍の報道発表文によると、最初の納入は2018年会計年度内に期待している。
米ウィスコンシン州に本拠がある同社の契約獲得は14カ月間の審査を経たもので、軍需企業ロッキード・マーチンやハンビーを製造するAMゼネラル社に競り勝った。2人乗り、4人乗りのモデルの他、付属車両の生産も担う。
3社はそれぞれJLTVの試作品22台を製造し、最終的な選択決定まで14カ月間にわたって性能検査などを受けていた。
オシュコシュ社による同車両の売り込み資料は、オフロードで発揮する車体制御機能や爆発に備え防護機能を強化した座席、燃費効率の改善などを強調。副社長の陸軍の退役少将は同社の従来のモデルに比べ荒れ地での走行速度は70%速くなったと主張した。
米陸軍は、イラクでの軍事作戦で仕掛け爆弾攻撃などに遭遇し、被害が増えたことなどを受け装甲車両を改善する必要性に迫られていた。防御機能を高めるためハンビーの装甲能力を増強する対策などを講じていた。
ハンビー
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