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一方で、中国に好感を抱く日本人はさほど多くはないが、口にはしなくとも、中国を羨望の眼差しで見る日本人は多い。
実は、中国の永住権(グリーンカード)を取得している日本人の数は、アメリカの永住権を持つ人に次いで2番目に多いのだ。
中国に常住する日本人の数でいえば14万人もいる。こうした日本人は、一体どんな点で中国を羨んでいるのかご存知だろうか。
1、中国は住民税がない
日本の生態環境は確かに素晴らしいものがある。しかし、そんな日本に暮らすためには相応の税金を納めなくてはならない。
日本では、長期滞在する個人は誰しも収入に応じた所得税の他に、住民税なるものを支払わなければならないという規定がある。
その計算方法は複雑で、4人家族を例に挙げると、夫の年収が500万円、妻が主婦、長男が20歳、次男が17歳の場合、
毎年総額で18万円、月平均にして1万5000円を納めることになる。
2、中国は固定資産税がない
日本で家を買ったからといって万事めでたしということにはならない。
固定資産税なるものが毎年発生するからだ。固定資産税は、地方公共団体が不動産価格に基づき収めるべき税額を計算し、
納税者に納税通知書を送る方式が採られており、税率は全国一律1.4%となっている。
つまり不動産価格が高ければ高いほど納税額も高い。
中国では物件をいくつ持っていようと、少なくとも現段階では固定資産税は徴収されない。
3、中国では大都市でも車を持てる
日本では地方に住めば気軽に車を所有できるが、東京といった大都市でマイカーを所有することは非常に困難だ。
一に置く場所がない。日本の大都市で駐車場をもつことは贅沢とされる。
二に駐車代が高い。日本ではなんと分刻みに料金が計算される。三に違法駐車の罰則が厳しいといった理由が挙げられる。
4、中国ではごみに悩まされることがない
日本ではごみを捨てるにも管理費の支払いや規定の日に捨てるといったルールがある。
テレビや冷蔵庫、自動車などの粗大ごみであれば少なくとも数千円、高い場合は数万円が徴収される。
従って家にごみが溜まっていることもあり、年数を重ねると大きな負担となる。