自営業者の国民年金 40年納付でも生活保護世帯の平均額以下
中高年の多くは老後にかかるおカネを計算するものだが、その収支はちょっとしたマイナス因子によって、
一気に負のスパイラルに突入する危険をはらんでいる。
自営業者には定年がないという理由から、国民年金は保険料も支給額も低く設計され、仮に40年間納付したとしても、
支給額は月6万5000円にしかならない。夫婦二人で13万円だ。国民年金の場合、満額支給でも、
生活保護世帯の平均支給額19万円よりも少ないのである。貯金がなければとても生活できないが、
蓄えは切り崩していけばいつかなくなる。
下流老人1000万人時代はすぐ目の前まで来ている。よほどの資産家でもなければ、下流老人の問題は決して他人事ではないのだ。
http://www.news-postseven.com/archives/20150827_344875.html