政府「中立的な立場で」 国連事務総長の抗日行事出席
国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長が中国政府主催の「抗日戦争勝利７０年記念式典」に参加を表明したことに対して、
日本政府が国連に「中立的な立場で臨んでほしい」という主旨の要請を行ったことがわかりました。
潘基文事務総長は９月３日に北京で開かれる中国政府主催の「抗日戦争勝利７０年」の記念式典に出席し、
天安門広場で行われる軍事パレードにも参列する予定にしています。これに対して、日本政府は、ニューヨークの国連代表部を通じ、
「いたずらに過去に焦点を当てる行事には、国連としてもう少し中立的な立場で臨んでほしい」といった主旨の要請を行ったことがわかりました。
軍事パレードにはロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領らが参加を表明していますが、
外務省幹部は「国連事務総長の判断は一国の元首の判断とは違う。違和感がある」と述べ、潘基文事務総長の参加に強い不快感を示しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150829-00000010-jnn-pol