2015年 08月 28日 01:27 JST
バルファキス氏、ギリシャの「悲しい選挙」に参加せず
[アテネ 27日 ロイター] - ギリシャのバルファキス前財務相は27日、来月20日実施見通しの
総選挙について「悲しい」と表現、参加しない考えを明らかにした。
代わりに、欧州中に「民主主義を取り戻す」新たな運動立ち上げに意欲を見せた。
ロイターの取材に答えた。バルファキス氏は辞任後、チプラス首相に反旗を翻し、支援・緊縮策を
批判している。
チプラス氏率いる与党、急進左派連合(SYRIZA)でも、支援策に反対票を投じたバルファキス氏ら
が同党から出馬することを認めない方針を示している。
バルファキス氏は、民主主義の復活を狙った欧州ネットワークを設立する意向を表明。将来的には
政党になる可能性があり、多くの支持が寄せられたとしつつ、現時点で考え事に過ぎないと説明した。
バルファキス氏は「国家レベルで機能する国民政党の代わりに、国家レベルで活発に動く欧州
ネットワークとする」と指摘。「急ぐものでなく、ゆっくり燃えて、次第に欧州中に根を伸ばすものだ」
と語った。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/27/varoufakis-not-to-take-part-in-election-idJPKCN0QW24Z20150827?sp=true