ヒンズー教徒が多数派を占めるインドで、イスラム教徒が増え、ヒンズー教徒の人口比率が
1951年の調査開始以来、初めて8割を切ったことが、インド政府が発表した国勢調査で明らかになった。
25日発表の2011年時点での調査結果によると、10年前と比較したヒンズー教徒の増加率は16.8%で、
総人口約12億1千万人に占める割合は0.7ポイント低い79.8%になった。
イスラム教徒の増加率は24.6%で人口比率は0.8ポイント増え14.2%になった。
26日付のインド各紙によれば、宗教別人口は昨年1月時点でまとまっていたが、
当時の国民会議派政権が、同年5月に開票された総選挙への影響を考慮して発表を差し控えた。
今回は、ヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)現政権が、秋以降の地方議会選を前に結果を発表したという。
BJPには、ヒンズー保守派の危機感に訴え、議会選を有利に進める狙いがありそうだ。
インドは中国に次ぐ世界第2の人口大国。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150826-00000545-san-asia