中国:化学工場、また爆発 5キロ先でも揺れ 山東省
毎日新聞 2015年08月23日 東京朝刊
【北京・石原聖】中国山東省〓博(しはく)市桓台県の化学工場で22日午後8時50分
(日本時間同9時50分)ごろ、大規模な爆発があり、火災が発生した。共産党機関紙・
人民日報の中国版ツイッター「微博」などによると、同市警察当局の情報として、9人が
負傷して病院に搬送されたが、死者はおらず、火災の勢いもすでに弱まったとしている。
爆発原因は伝えていない。
中国メディアによると、化学工場には有機化合物のアジポニトリルがあった。アジポ
ニトリルはナイロンの生成などに使われるが、工場が何を生産していたかも判明して
いない。
工場から最も近い住宅は1キロ以内にあり窓ガラスが割れたほか、5キロ離れた
場所でも揺れが感じられたという。空中に浮遊物が漂っているとの情報もあり、化学
物質が飛散した可能性もある。消防車20台と消防隊員150人が現場に急行している。
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http://mainichi.jp/shimen/news/20150823ddm001030161000c.html