カップ麺を「なだ万」が監修、狙いは“ニューシニア”
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カップ麺でおなじみの日清食品が新商品を発表しました。ターゲットは若者ではなく「ニューシニア」と
よばれる５０歳以上の世代。カップ麺でなぜ「ニューシニア」なのでしょうか。
１９日、日清食品が発表したカップ麺。あの日本料理店の老舗「なだ万」が監修しているのです。
これまでのノンフライ麺と比べて塩分を３０％カット、カロリーも抑えました。その分、旨みで勝負する
ためスープは和風だし。そこで「なだ万」監修となったのです。
「普通のカップ麺と比べると、味が少々薄めですが、だしの香りがしっかりしています」（記者）
カップ麺と老舗日本料理店。異色の組み合わせとも思える新商品ですが、その背景には・・・
「昔はカップ麺・即席麺大好きだったけど、今はちょっとだけ健康が気になって食べる頻度が減って
いるお客様にもっともっとカップヌードルを食べてほしい」（日清食品マーケティング部長 ズナイデン
房子さん）
ターゲットにしたのは「ニューシニア」と言われる５０代以上。健康が気になり始める世代を取り込もう
とする商品なのです。
これまで、主に若者がターゲットだったカップ麺。少子高齢化が進み、５０歳以上の人口が４５％を
超える中、新たな需要を掘り起こすことが重要となっているのです。こうした動きはカップ麺に限り
ません。
ビール業界では、高齢化で健康志向が高まっているとして糖質ゼロなど健康機能をアピールした
商品の開発競争が激しくなっています。
さらに、「介護」をテーマにしたコンビニも登場。介護相談が受けられる窓口を設置してるほか、
介護用品を豊富にとりそろえています。
相次ぐ高齢化社会に対応した商品開発。価格は主力商品と同じ１８０円。「ニューシニア」の胃袋を
つかむことはできるのでしょうか。（19日16:49）
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2566444.html
健康に気を配るシニア層が手軽に食べられる商品として定番化を目指す。健康診断後の人に
試供品を配る取り組みも計画する。日清食品は「これまでカップ麺に親しんできた世代に食べて
ほしい」としている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19HHW_Z10C15A8TI5000/
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