池袋の事故、自称医師を逮捕 1人重体4人重軽傷
2015/8/17 1:07
16日午後9時半ごろ、JR池袋駅近くにある東京都豊島区東池袋1のビルに乗用車が突っ込んだ。
警視庁池袋署によると、歩道を歩いていた25~71歳の男女5人がはねられ、このうち41歳の女性が
意識不明の重体。4人は腰の骨を折るなど重軽傷を負ったが、命に別条はないという。
同署は乗用車を運転していた自称医師、金子庄一郎容疑者(53)=北区王子3=を自動車運転
処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、同容疑者は「歩道に突っ込んだ
記憶がない。疲れて居眠りをしていたので記憶がないのかもしれない」と供述しているという。
同署によると、乗用車は地下駐車場から地上の道路に出て一度停止。そのまま約50メートル走行
して歩道に乗り上げ、ビル1階の衣料品販売店「ZARA」に突っ込んだ。店は当時営業時間外だった。
現場近くの横断歩道を歩いていた会社員の男性(22)は「『ガーン』という衝突音が聞こえ、振り返る
と車が店に突っ込んでいた。男が車からふらふらになって降りてきた」と顔をこわばらせた。
現場は池袋駅東口近くの家電量販店などが立ち並ぶ繁華街。同駅の近くでは2014年6月にも危険
ドラッグを使用した男が車で歩道を暴走し、7人を死傷させた事故があった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16H0G_W5A810C1000000/