檀家でお供えの金を盗んだ疑い 僧侶を逮捕、容疑は否認
2015年8月15日08時27分
檀家(だんか)で供えられていたお金を盗んだとして、和歌山県警は13日夜、同県有田市港町の
光禅寺の僧侶藤原康伸容疑者(44)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「盗むようなことは一切
していない」と容疑を否認しているという。
有田署によると、藤原容疑者は、13日午後2時ごろ、お盆の檀家回りで近くに住む無職男性(74)宅
を訪ねた際、仏前に供えられていた現金計2万3千円が入った袋5袋を盗んだ疑いがある。藤原容疑者
が帰った後、袋が無いのに気づいた男性が不審に思い、追いかけて尋ねたが、認めなかったため、
男性の妻が110番通報したという。
藤原容疑者が男性宅でトイレに入っていたことから、同署員が浄化槽を調べたところ、「お供え」などの
文字があるちぎられた袋があったという。同署は、藤原容疑者が証拠隠滅を図ったとみている。
また、同署には12日にも同寺の檀家2軒から計11万円がなくなったとして被害届が出されており、
関連を調べている。
http://www.asahi.com/articles/ASH8F7WKRH8FPXLB01D.html