【8月15日 AFP】エクアドルの首都キト(Quito)の南45キロに位置するコトパクシ(Cotopaxi)山が14日、およそ140年ぶりに噴火し、上空8000メートルに達する火山灰を吹き上げた。
事態を受けて当局は、警戒レベルを引き上げると発表した。
同国の地球物理学研究所(Geophysics Institute)によると、最初の噴火からこれまでに数回の爆発的な噴火が起きている。
また同研究所によると、山頂に積もった大量の雪と近隣地区は人口密度が高いことから、コトパクシ山は世界でも最も危険な火山の一つだという。
キトのモーリシオ・ローズ(Mauricio Rodas)市長によると、人口約230万人の同市全域にはマスクを配布するよう指示が出された。
コトパクシ山は標高5897メートルで、前回噴火したのは1877年。
エクアドルの危機管理当局は、周辺地域の警戒レベルを中程度にまで引き上げる一方、環境省は火山への立ち入りを禁止した。(c)AFP
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