2015年 08月 13日 18:02 JST
ラオックス、15年12月期利益予想を倍に修正 想定以上の訪日客増
[東京 13日 ロイター] - ラオックス (8202.T)は13日、2015年12月期の連結業績予想を上方修正した。
期初に計画した通期の利益見通しは、1―6月期(中間期)でクリア。訪日外国人客の増加に伴う来店客数増
や新店出店が寄与した。下期も上期と同様に伸長するとみて、利益予想は、期初計画からほぼ倍に引き上げた。
上海株下落や基準値を人民元安方向に引き下げたことなどの事業への影響について、羅怡文社長は会見で
「今のところ、全く影響は出ていない。今後は注視するが、どういう影響が出てくるかは十分に把握できない状況」
と述べた。
ただ、同社の事業を支える中国からの訪日客は「中産階級がメーン。中国は輸出型経済から内需型経済に
切り替えている。これからも中産階級はさらに増える」との見通しを示し、中国経済が多少不安定になっても、
訪日客の増加は「止まることはない」とした。
15年12月期の連結売上高は700億円から900億円(前年比79.3%増)、営業利益は45億円から90
億円(同5.2倍)、当期利益は42億円から83億円へ(同6.6倍)へと、それぞれ引き上げた。航空路線の
拡大やクルーズ船の寄港数増加、ビザの緩和、免税対象商品の拡大などが訪日客増加に結び付いている。
同社の「国内店舗事業」のうち90%強を免税売上げが占める。全店ベースでみた場合、1―6月期で客数は
約3倍に増加した。
(清水律子 編集:山川薫)
http://jp.reuters.com/article/2015/08/13/laox-results-idJPKCN0QI0WY20150813?sp=true
チャート
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8202.T