【Next特高警察】「戦争ダメ」言える自由 戦時中に拷問、106歳の伝言 #3

3番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/08/13(木) 16:55:41.51 ID:W0P09+qk

■かつての日本に似てきた

 ――終戦から2カ月後の45年10月に治安維持法が廃止され、国民主権、基本的人権、戦争放棄をうたい、表現の自由などを保障する憲法が47年5月に施行された。

 平和な世界になる、と安心しました。ところが、朝鮮戦争(50年6月~53年7月)が始まる。それを機に警察予備隊が作られ、自衛隊になってしまった。

 ――自衛隊が他国とともに海外で戦う集団的自衛権の行使について、歴代の内閣は「憲法9条に反する」として認めてこなかった。安倍政権はこの解釈を変えて、新たな安全保障法制の関連法案成立をめざす。

 安倍晋三首相は真剣に平和を願っているのでしょうか。「広島原爆の日」の6日、式典で「非核三原則」に触れませんでした。ありえないと思います。

 治安維持法の被害者に謝罪や賠償を求める運動に携わってきましたが、特定秘密保護法がつくられ、今度は安保法案。どこか、戦争をしたかつての日本に似てきたような気がします。この70年間で、こんなに心配な気分で終戦の日を迎えるのは初めてです。

 でも、希望はあります。今は「戦争はダメだ」と声を上げることができる。学生や若い母親たちもデモ行進をしています。106年間生きてきた証しとして、二度と戦争の時代に戻らないよう、これからも機会があれば体験を語っていきたい。(聞き手・増谷文生)


     ◇

 〈治安維持法〉 共産主義者のほか、日本の植民地支配や戦争に反対する文化人らの活動を取り締まった法律。1925(大正14)年に施行され、厳罰化する法改正が繰り返され、逮捕者は数十万人に上ったと言われている。終戦後の45年10月に廃止。

 〈満州事変〉 1931(昭和6)年9月に満州(現・中国東北部)の奉天(現・瀋陽)郊外で、関東軍が南満州鉄道の線路を爆破。「中国軍の犯行」とでっち上げ、戦闘は満州全土に拡大していった。

 〈特定秘密保護法〉 防衛相や外相ら行政機関の長が安全保障に関わる防衛や外交など4分野の情報を「特定秘密」に指定。これを漏らした公務員や民間業者に最高懲役10年の罰則を科す法律。拡大解釈され、「知る権利」を妨げるとの指摘もある中、昨年12月に施行された。

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