マクドナルド、最終赤字262億円 1~6月売上高30%減
カサノバ社長「上期は想定の範囲内」
2015/8/12 15:29
日本マクドナルドホールディングスが12日発表した2015年1~6月期の連結決算は、最終損益が262億円の
赤字(前年同期は18億円の黒字)だった。昨年7月に発覚した使用期限切れ鶏肉や今年1月に明らかになった
異物混入などの問題が響いた。
売上高は30%減の852億円だった。品質に関する情報開示、顧客対応の改善などを進めたものの、客足が
戻りにくい状況が続いた。単月の既存店売上高では7月は前年同月比12.6%減と18カ月連続の減収だった。
15年12月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比10%減の2000億円、営業損益は250億円
の赤字(前期は67億円の赤字)、最終損益は380億円の赤字(同218億円の赤字)を見込む。記者会見した
サラ・カサノバ社長は「上半期は想定の範囲内だった。現状に満足していないが、ブランドへの信頼には改善の
傾向が見られる」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXLASFL12HG0_12082015000000