ドーベルマンにかまれ4人けが、飼い主を書類送検へ
名古屋市守山区の路上で5月、通行人ら4人が、ドーベルマンに腰や足などをかまれ、けがを負った事件で愛知県警は、飼い主の70代の男性を過失傷害の疑いで、週内にも書類送検する方針を固めた。
県警によると、男性は5月28日午前8時40分ごろ、守山区城土町で、ゴミを出すために自宅の門扉を開けた際、飼っていたドーベルマンが過って敷地外に逃げ、付近にいた男女4人をかんで、けがを負わせた疑いがある。
飼い主の男性は昨年、守山保健所から名古屋市動物愛護管理条例に基づき、飼い方を注意されていた。市によると、条例では飼い主の義務として、犬が人に危害を加えないよう鎖でつないだり、おりに入れたりするよう定められている。男性のドーベルマンについては、近所から「逃げ出さないか」など複数の苦情も寄せられていたという。
男性が飼っていたドーベルマン2頭のうち、通行人らを襲った4歳の雄1頭は、名古屋市動物愛護センターに保護された後、6月中旬にボランティアに譲渡されたという。
http://www.asahi.com/articles/ASH8C33CSH8COIPE005.html