皇后さま、胸の痛み生じるほどの狭窄見つからず
宮内庁は9日、皇后さまが東京都文京区の東大病院で心臓の冠動脈の精密検査を受けられた結果、冠動脈に軽度の「狭窄きょうさく」が
見つかったものの、胸の痛みにつながるほど重いものではなかったと発表した。
胸の痛みは、ストレスなどで一時的に冠動脈が狭くなって生じた可能性があるとして、注意深く経過観察する。
同庁によると、皇后さまは6月末頃から胸の痛みを訴えられ、少しずつ頻度が増していた。この日の検査では、コンピューター断層撮影法(CT)で
冠動脈を立体的に撮影。この結果、3本ある冠動脈の2本に軽度の狭窄が見つかったが、胸痛の原因となるものではなかった。
ただ、7月24日に行われた24時間の心電図検査では、血流が減少する心筋虚血の疑いが強いとの診断結果が出ており、ストレスなどで
一時的に狭窄が起きている可能性があるという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150809-OYT1T50051.html