茨城沖にサメ 7海水浴場が遊泳禁止に
茨城県鉾田市の海で五日午後、サメ二匹が泳いでいるのが確認された。周辺の鉾田、鹿嶋、神栖の三市と大洗町は同日、開設中の七つの海水浴場を遊泳禁止にし、海水浴客らに注意を呼び掛けている。
県によると、四日夕から五日朝にかけてサメの目撃情報が二件、住民から鉾田市役所に寄せられた。五日午後、茨城海上保安部と県警が航空機や船で捜索したところ、鉾田市の汲上海岸付近で海岸から五~二十メートルの沿岸を泳ぐサメ二匹を発見した。一匹は体長約四メートルだった。周辺は遊泳禁止区域で、最も近い大竹海水浴場からでも約十キロ離れている。
アクアワールド県大洗水族館の専門家によると、二匹はメジロザメ系のサメとみられ、人に危害を加える可能性は低いという。
鉾田、鹿嶋、大洗の二市一町は六日朝も海水浴場を遊泳禁止にする方針だが、状況によっては解除するかどうか判断する。
県は警察と海上保安部に対し、安全が確認されるまで監視を続けるよう要請した。(成田陽子)
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015080690095454.html
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