6日午前11時25分ごろ、滋賀県湖南市三雲の野洲川で「川の水があふれ、釣り客らが中州に取り残されている」と119番通報があった。川の中州3カ所で5歳~中学3年の子ども7人を含む計12人が孤立したが、滋賀県や県警のヘリコプターなどで約1時間後に全員救助された。けが人はなかった。
甲賀署によると、中州は同市の横田橋と下流の新生橋、甲西中央橋のそれぞれ近くで、東西約2キロの範囲。甲西中央橋近くで救助された三重県松阪市の男性(44)は「アユ釣りをしていたら一気に1メートルほど増水し、逃げられなくなった。増水を注意するサイレンも鳴らなかった」と話した。子どもの母親が消防に通報している姿を見て、救助を待ったという。
県甲賀土木事務所によると、上流の甲賀市土山町で同日午前6時~同9時の3時間に鮎河地区で77ミリ、黒川地区で109ミリの猛烈な雨が降った。「近年にない集中豪雨で、突発的な増水の予測は困難だった」と説明する。湖南市三雲に設置されている国土交通省の水位計によると、午前11時から正午までの1時間で水位が53センチ上昇した。
いかそ
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