(抜粋)
今、各国の為政者に求められているのは、「人類愛」と「寛容」を基にした国民の幸福の追求ではないでしょうか。
為政者が顔を合わせ、対話を重ねることが核兵器廃絶への第一歩となります。
そうして得られる信頼を基礎にした、武力に依存しない幅広い安全保障の仕組みを創り出していかなければなりません。
その実現に忍耐強く取り組むことが重要であり、日本国憲法の平和主義が示す真の平和への道筋を世界へ広めることが求められます。
来年、日本の伊勢志摩で開催される主要国首脳会議、それに先立つ広島での外相会合は、核兵器廃絶に向けたメッセージを発信する絶好の機会です。
オバマ大統領をはじめとする各国の為政者の皆さん、被爆地を訪れて、被爆者の思いを直接聴き、被爆の実相に触れてください。
核兵器禁止条約を含む法的枠組みの議論を始めなければならないという確信につながるはずです。
平和宣言全文
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150806-OYT1T50016.html