安倍首相 礒崎補佐官を辞任させる考えない
安全保障関連法案を審議する参議院の特別委員会で、安倍総理大臣は、法案を巡り「法的安定性は関係ない」などと発言した礒崎総理大臣補佐官について、「発言を取り消している」などとして辞任させる考えはないことを強調しました。
民主党の小川元防衛副大臣は、礒崎総理大臣補佐官が法案を巡り「法的安定性は関係ない」などと発言したことを陳謝し、発言を取り消したことについて、
「私は総理大臣補佐官を経験しており、私であれば総理大臣に迷惑をかけるため職にとどまることは難しいと判断しただろう。そうならない場合には総理大臣がたしなめて辞任を促すべきだ」と指摘しました。
これに対し、安倍総理大臣は「礒崎総理大臣補佐官は参考人質疑で説明とおわびをしたところであり、私自身も礒崎氏に対して
『誤解されるような発言は慎むべきだ』と注意した。礒崎氏は『法的安定性は関係ない』という部分の発言を取り消すとともに、
今後、補佐官としての職務に精励することを説明しており、引き続き職務に当たってもらいたい」と述べ、辞任させる考えはないことを強調しました
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150804/k10010177581000.html