大手動画配信サイト「ＦＣ２」上に投稿されたわいせつ動画を巡る事件で、京都など５府県警による合同捜査本部は３日、ＦＣ２を事実上運営していた「ホームページシステム」（ホーム社、大阪市北区）社長、足立真（４０）＝同市天王寺区清水谷町＝と元社長、高橋人文（ともん）（３９）＝同市福島区福島１＝の両容疑者をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑で再逮捕した。一連の事件での２人の逮捕は３回目。
逮捕容疑は、ＦＣ２動画の登録会員の男（５３）らと共謀し、２０１３年６月１９～２８日、大阪市内の自宅で男らが撮影したわいせつな動画データをＦＣ２が管理するサーバーに送信して記録・保存させ、不特定多数の者に閲覧させた、としている。両容疑者は「事実でない」などと容疑を否認しているという。
足立容疑者と高橋容疑者は今年４～５月にわいせつ動画を生中継したとして公然わいせつ容疑で２度逮捕されたが、５月下旬に処分保留で釈放されていた。
京都府警サイバー犯罪対策課は、わいせつ動画を生中継しただけでなく、サーバーに記録・保存することで長期にわたって不特定多数の人に閲覧可能にさせたとして悪質性が高いと判断した。
ＦＣ２を運営する法人は米国にあるが、府警は会員情報を一元管理していたホーム社が実質的な運営主体と断定し、事件の全容解明を急いでいる。【村田拓也】
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