Business | 2015年 08月 3日 07:59 JST
仏財務相、ギリシャのユーロ圏離脱提案で独ショイブレ氏を批判
［ベルリン ２日 ロイター］ - フランスのサパン財務相は、ショイブレ独財務相がギリシャ支援協議で同国の一時的な
ユーロ圏離脱を提案したことを批判した。独経済紙ハンデルスブラットのインタビューで述べた。インタビュー記事は
３日に掲載される。
サパン財務相は「ショイブレ氏は間違っている。同氏が持つ欧州的な意思にも反する。私も共有するこうした意思には
ユーロ圏を強くすることが含まれる」と述べ、ユーロ圏からの一時的な離脱の可能性は除外されると主張した。
「仮に一時的な離脱を認めれば、困難な事態に直面する他の加盟国はいずれも為替の調整によって問題を解決
しようとするだろう」と指摘した。
サパン財務相は独仏関係は「壊れていない」と強調し、ショイブレ氏と協力して経済政策運営を強化しユーロ圏の
統合を深化させる意向を示した。
ただ同紙によると、サパン氏は２０１７年までに条約を改正し、ユーロ圏財務相と共通予算を実現させることは困難との
見方を示した。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/02/france-germany-greece-idJPKCN0Q70WK20150802?sp=true