トルコ軍に襲撃相次ぐ…クルド組織が空爆報復か
2015年08月03日 09時12分
トルコで1日から2日にかけて、軍を狙った襲撃事件が相次いだ。
軍は、国内少数派クルド人の反政府武装組織「クルド労働者党」(PKK)による犯行と発表した。7月下旬からの空爆に対する報復措置とみられる。
空爆では市民の犠牲者も出ており、PKKの拠点を抱えるイラク北部のクルド自治政府は懸念を強めている。
トルコ軍の発表などによると、1日夜、同国南東部マルディンで警戒中の部隊が武装集団に襲われ、兵士1人が死亡。
2日未明には東部ドウバヤズットの治安当局の拠点で自爆テロが発生し、兵士2人が死亡、31人が負傷した。
軍はいずれもPKKの犯行とみている。
トルコ国営通信によると、軍は7月30~31日、イラク北部の山岳にあるPKKの武器庫などの標的165か所以上を空爆。
24日の空爆開始以降、PKKの死者は260人を超えた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150803-OYT1T50023.html