旧ＫＧＢ前がホコ天に？＝長官像復活には拒否感?ロシア
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旧ソ連国家保安委員会（ＫＧＢ）の前身に当たる治安機関の初代長官ジェルジンスキーの銅像。
１９９１年８月の保守派クーデター未 遂事件を受けて引き倒された＝モスクワ市内 （ＡＦＰ＝時事）
【モスクワ時事】ロシアの首都モスクワの旧ソ連国家保安委員会（ＫＧＢ）本部前を歩行者天国にする案について、過半数の市民が賛成し ていることが最新の世論調査で分かった。
実現すれば、かつて恐れられた抑圧の象徴が市民の憩いの場に様変わりしそうだ。
この場所には以前、ＫＧＢの前身に当たる治安機関の初代長官ジェルジンスキー（１８７７～１９２６年）の銅像があったが、ソ連崩壊につながった１９９１年８月の保守派クーデ ター未遂事件後に撤去された。
現在は車が行き交うのみだ。
ロシア国内の愛国心高揚を背景に、最大野党・共産党は最近、銅像復活の是非を問う住民投票の実施を目指し、１５万人分以上の署名を集めた。
一方、「ソ連回帰」への警戒感から、 人権オンブズマンは「銅像建立前にあった噴水を復活させてはどうか」と提案した。
全ロシア世論調査センターによると、若年層を中心に市民の５７％が噴水や広場をつなぐ歩行者天国案に賛成。
「銅像を復活させるべきだ」と回答したのは高齢者主体の３７％にとどまった。
（2015/08/01-14:59）
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