武藤「政治家が戦争に行くことは、国家としての意思決定が出来なくなるし、
政治家は軍事技術を持っていないので、 戦地に行くべきではない」
http://toyokeizai.net/articles/-/79722
――今回議員のツイッターでの発言が炎上していますが、これについてどう思いますか。
140字の(投稿)制限の中で十分伝わらず、一部分だけが切り取られました。
フェイスブックやブログに今 回の真意を書きましたので、そちらを読んでもらいたい。
――なぜ戦争に行きたくない、という若者の考えが利己的なのでしょうか。
世界中の人は助け合って平和を維持しています。
私たちが使う石油や天然ガスなどのエネルギーも中東から輸入していますが、安全に運ばれてきている訳では
ありません。日本へ来る船は米軍をはじめ多くの国が守ってくれている。
そうした状況にもかかわらず「戦争に行きたくないもん」という個人的な感情で、安保法案に反対し
「一国平和主義」を唱えることは「利己的」だと申し上げました。
――戦争に行きたくない、という感情は当然だし、それを主張した若者を何 で利己的だと決めつけるのでしょうか。
感情としては分かりますが、それでは国際社会における義務と責任を 果たせないと言っているのです。
そもそも彼らは間違った情報に扇動されています。安保法案が通っても彼らが戦争に行くことはありません。
――間違った情報とは何ですか。
「徴兵制になる」「侵略戦争をする」という極端な情報のことです。
――そういう恐れを感じているから、反対しているのでは。
軍事も専門的になってきて「徴兵制」は意味がありません。
それに今回の法案では他国の領域で武力行使を行うことは禁じられており、日本が侵 略を行うこともありえません。
にもかかわらずそれを恐れることは扇動されているとしか考えられません。
――「戦争になったら、武藤さん自身が最前線で戦う覚悟はあるのか」と ネットでいわれています。
そもそも権利行使を限定容認するというと、なぜお前が戦場に行けというように論理が飛躍するのかわかりません。
――自民党の政治家である武藤さんが率先垂範して「利己的ではない日本人 の姿」を示してほしい、ということでは?
私個人のことを申し上げれば、他国が侵略してきたら、愛する家族や故郷を守るために戦います。
しかし政治家が戦争に行くことは、国家としての意思決定が出来なくなりますし、政治家は軍事技術を持って
いないので、 実際戦地に行くべきではないと考えますが。
――「政治家は口だけ、高みの見物で、実際に戦争に行くのは庶民」という感情があります。
実際、自衛の際でも戦地に行くのは「庶民」ではなく「服務の宣誓」 をした「自衛隊」です。
だからこそ自衛隊には最高の名誉が与えられるべきだと思います。
――米国は大量破壊兵器を口実にして戦争を仕掛けました。多くの無実のイ ラク人が死んだわけです。
これについてはどう思いますか。
「大量破壊兵器がある」と言って実際はなかったわけですからイラク戦争は誤りです。
そもそもアラブ社会にはアラブのルール、伝統、文化があり、政治も異なります。
米国の民主主義、個人主義の押しつけ、イラク領土 への侵犯は受け入れられるものではないと思っています。
――ところで、武藤さんはなぜ政治家になったのでしょうか、政治信条は?
日本を守るためです。日本の伝統的な価値観を取り戻したいと考えた からです。
――今回ツイ