週刊モーニングの月イチ連載漫画『決してマネしないでください。』(講談社・蛇蔵)は、学食のおねえさんに
片思いした理学部の学生を、研究室の友人や教授が変な実験で応援し、さらにややこしくするギャグマンガだ。
元ネタは麻布大学の獣医学部食品科学研究室・坂田亮一教授が開発した『鶏胸肉の美味しさ向上のため
の通電装置』。資料によると「通電技術」によって、「高鮮度、軟らかく、旨味成分が多くてジューシーな鶏胸肉に」
なるのだそうだ。本当か?
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右が電気肉、左が普通の肉。わずかに右の肉の方がしっかりしている?
食べ比べると、その差は明らかだった。通電した方が身がきゅっと締まっているのだ。肉の繊維がしっかりし、噛むと
ホロッとほどける。そしてそのせいだろう、柔らかい。通電しない肉は、まあ普通。いわゆるブロイラーの、水っぽくて締
まりない割にやや硬めの食感である。これは驚きだ。こんなことがあるのか? 電気で肉がおいしくなる!
牛肉や豚肉でも同じことが起きるなら、電気ステーキで一発当てたいところだ。これがスーパーの特価品?
どんな肉でも、ドライエージング不要で一気に熟成!
坂田先生の研究には『新規食肉加工品及びその製造方法』というのもあり、泡立てた卵白=メレンゲと肉を混ぜる
と肉が柔らかくなるという。こちらもいずれやってみたい。
(取材・文/川口友万)
http://news.infoseek.co.jp/article/dailynewsonline_992704/