ギリシャ与党に亀裂、方針めぐり党内協議へ
By NEKTARIA STAMOULI and VIKTORIA DENDRINOU
2015 年 7 月 30 日 01:53 JST
【アテネ】ギリシャ与党の急進左派連合（SYRIZA）が分裂の危機に近づいている。チプラス首相が債権団の要求を
受け入れたことに極左の反対勢力が抵抗し、政権のまとまりを脅かし救済交渉を困難に陥れつつある。
急進左派連合の政策決定を担う中央委員会は30日の会合で対応を協議する予定だ。国際債権団の支援提供の
条件である緊縮措置の受け入れをめぐり、今月中旬に行われた議会採決では与党議員の4分の1が反対票を投じ、
党内の対立が表面化した。中央委員会は9月に緊急の党大会を実施するか、将来方針を決める党内投票に
踏み切るかを判断する。
党内投票となれば今週末にも実施される可能性がある。
7月12日にユーロ圏首脳陣との暫定合意が成立した後、急進左派連合の中央委員の過半数が、合意はギリシャに
対する「クーデター」だとして非難声明に署名した。
(以下略)
http://jp.wsj.com/articles/SB10087023822292513792204581138420861629118