タリバン指導者のオマル師が死亡=アフガン政府関係者
By Nathan Hodge, Dion Nissenbaum and Margherita Stancati
2015 年 7 月 29 日 20:11 JST
【カブール】反政府武装勢力タリバンの最高指導者ムラー・ムハンマド・オマル師が死亡したもようだ。複数の
アフガニスタン政府関係者と、タリバンに近い人物が29日までに明らかにした。
オマル師の死亡により、タリバンの次期指導者に誰がなるのか疑問が浮上する。タリバンはイスラム過激派組織
アルカイダと手を組み米国と戦ってきた。現在はアフガン新政権との和平交渉の是非をめぐり内部で対立が生じている。
タリバンの報道官とは連絡が取れていない。オマル師の死亡の経緯は不明。アフガン政府関係者によれば、
パキスタン政府から2日前に連絡があった。
オマル師は米国などが2001年にタリバン政権打倒を目指してアフガンに侵攻した直後から公の場に姿を
現しておらず、死亡説が流れていた。タリバンはこれを繰り返し否定してきた。
http://jp.wsj.com/articles/SB10087023822292513792204581137941082320796