イスラエルの元スパイ、仮釈放へ…米当局
2015年07月29日 14時42分
【ワシントン=白川義和】イスラエルのスパイとして米当局に1985年に逮捕され、終身刑で服役中の元米海軍職員
ジョナサン・ポラード受刑者が11月に仮釈放される見通しとなった。
弁護団が28日、声明で明らかにした。仮釈放の是非を検討する政府の委員会が決定し、米司法省なども異議を
唱えていないという。
イスラエル政府は一貫して同受刑者の釈放を求めていた。イラン核合意に反発するイスラエルの理解を得るため、
米オバマ政権が配慮したとの観測も出ている。弁護団は、仮釈放の決定とイラン核合意は「関連がない」と否定した。
米紙ワシントン・ポストによると、同受刑者はユダヤ系米国人で60歳。米海軍で情報分析を担当し、機密文書を
イスラエルの情報機関に流していた。服役中にイスラエルの市民権を認められたという。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150729-OYT1T50046.html