きゃりーぱみゅぱみゅさんを起用して4Kテレビをプロモーションするシャープ
シャープは、4K液晶パネルで8K相当の解像度の表示能力を実現した『AQUOS 4K NEXT』をはじめとする4Kテレビの新製品のプロモーションに、きゃりーぱみゅぱみゅさんを起用して話題となっています。
従来、シャープは液晶テレビのCMに吉永小百合さんを起用してきましたが、これまであまり開拓できていない若者を中心とした新たな顧客層に新製品を知ってもらおうと、ターゲット顧客に絶大なる人気を誇るきゃりーぱみゅぱみゅさんに白羽の矢を立てたのです。
シャープといえば、2015年3月期には2,223億円という巨額の赤字を計上し、本社単体では、負債が資産を上回る債務超過の状況に陥って、深刻な経営危機に直面しています。この危機的な状況から立ち直るためには、売上アップを図り、利益を計上することは急務であり、考え抜いた末に話題性を重視してきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用したのでしょう。
即効性が求められるシャープのプロモーション戦略
確かにシャープの意図は理解できなくはありません。きゃりーぱみゅぱみゅさんを起用して派手なプロモーションを展開することにより、これまでアプローチできなかった若年層にシャープの4Kテレビの認知度を高めることができるでしょう。
ただ、プロモーション戦略は知ってもらうだけでなく最終的に売上までつなげなくては意味がないのです。
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ソース
http://www.bizcompass.jp/original/re-management-005-38.html