金正恩氏「今や米国は脅威でない」 退役軍人大会で演説
2015/7/26 19:40
【北京=共同】北朝鮮の金正恩第1書記は25日、平壌で開かれた退役軍人の大会で演説し「われわれは
米国が望むいかなる戦争方式にも対応できる力がある」と核抑止力への自信を誇示、「今や米国はわれわれに
とって脅威や恐怖の存在ではない」と強調した。朝鮮中央通信が26日報じた。
27日の朝鮮戦争休戦協定調印記念日に先立つ大会で、朝鮮戦争に参戦した全国の退役軍人らが出席した。
体制への忠誠心が強い退役軍人をたたえ、その精神の継承を訴えることで体制引き締めを図る狙いがある。
金第1書記は退役軍人らについて「青春も命もささげ、祖国と人民を守った民族の英雄だ」と称賛。退役軍人の
「祖国守護精神」を新世代の青年たちも引き継がなければならないと強調した。朝鮮戦争を共に戦った中国軍の
退役軍人らにも「崇高な敬意」を表した。
退役軍人大会は今回が4回目。うち3回は金正恩体制になってからの開催。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H0S_W5A720C1000000/
北朝鮮の金第1書記 「戦勝節」迎え錦繍山宮殿参拝
2015/07/27 09:10
http://img.yonhapnews.co.kr/basic/article/jp/20150727/20150727100601_bodyfile.jpg
錦繍山太陽宮殿を参拝した金第1書記=(聯合ニュース)
北朝鮮は休戦協定を締結した日を、北侵戦争を起こした米国と戦って勝利した日と位置づけ、「戦勝節
(祖国解放戦争勝利の日)」と呼ぶ。
朝鮮中央通信によると、金第1書記は金主席と金総書記の立像に自身の名義で花かごをささげ、2人の遺体が
安置されたホールで「崇高な敬意」を評した。
参拝には黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長や朴映式(パク・ヨンシク)人民武力部長(韓国の
国防部長官に相当)、李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長、金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長らが
同行した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2015/07/27/0300000000AJP20150727000200882.HTML