アフガニスタン、玩具銃販売を禁止 大勢の子ども負傷で
2015年07月26日 19:28 発信地:カブール/アフガニスタン
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イスラム教の断食明けの祭りの2日目、アフガニスタン東部ナンガルハル州ジャララバード郊外で、プラスチックの
玩具銃で遊ぶ子どもたち(2015年7月18日撮影)。(c)AFP/Noorullah Shirzada
【7月26日 AFP】アフガニスタン内務省は21日、カラシニコフ(Kalashnikov)などの銃器を模したおもちゃの販売を禁止した。
イスラム教の断食開けの祭り「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」の期間中、こうした玩具銃で大勢の子どもが負傷したこと
を受けた措置で、政府は暴力が横行する文化の抑制を図っている。
アフガニスタンでは断食明けの祭りの期間中、ゴム弾やプラスチック弾を発射する玩具銃を持った子どもを見かけることが
珍しくなく、売り上げは年々急増している。
内務省が保健当局の統計を引用したところによると、祭りが行われていた19日までの3日間、目を負傷した子どもは100人
余りに上った。同省発表によると、ヌールハク・ウルミ(Noorul-Haq Ulumi)内相は、玩具銃が心身を傷つける恐れがあるとして、
警察部隊に玩具の銃を全て没収するよう指示した。
アフガニスタン政府は、こうした玩具が子どもの心に与える影響を抑えたい意向にある。周辺諸国では、アフガニスタンの
子どもたちの戦争ごっこと、大人の暴力沙汰の共通性を指摘する意見が多い。
断食明けの祭りでは、大人が子どもにお小遣いを渡す習慣がある。こうしたお金は、カラシニコフの自動小銃「AK47」や
連発拳銃の模造品、プラスチック製のライフル銃のおもちゃの購入に広く使われている。
(以下略)
http://www.afpbb.com/articles/-/3055548?pid=