懸賞に応募したくて…郵便局員が消印の日付偽装
2015年07月26日 18時23分
山科郵便局（京都市山科区）の男性局員（３２）が、応募締め切りを過ぎた懸賞品を得るため、郵便物の消印を
実際よりも早い日付にして投函していたことが日本郵便近畿支社への取材でわかった。
消印を押す担当者が協力しており、同支社は２人の処分を検討している。
同支社によると、局員は集配部課長。課長は今年２月上旬、商品を一定数購入すると必ずもらえる商品券の
応募締め切りが１月末だったため、消印担当の郵便部課長の男性（５９）に依頼し、郵便物に同月３１日の消印を
押してもらったという。
別の局員が上司に相談し発覚。２人は同支社の聴取に不正を認めた。過去には郵便局員の同様の行為が
有印公文書偽造・同行使罪に問われたこともあるが、同支社は「犯罪性はない」として刑事告訴は見送った。
同支社は「信頼を損なう行為で遺憾」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150726-OYT1T50053.html