アメリカが安倍ぴょんに何度も警告「元KGB中佐のプーチンは君より遥かに頭が良い プーチンには会うな」 #20

20番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/07/25(土) 06:14:31.48 ID:3zsPuD8B

>>14
たとえば日本はアメリカに負けた。だが日本の統治者たちはアメリカにいちはや く「隷従」することで、身の安泰を確保し、占領統治の「一者」として君臨するア メリカに認められ支持されて、あらためて日本を統治するようになった。その代表 例が、A級戦犯でありながら巣鴨プリズンから解放されて首相になった岸信介であ り、原爆の被害にあった日本に、核の平和利用の大々的キャンペーンで原発を導入 したメディアのドン正力松太郎だった。

それだけではない。大本営は医務局を使って原爆投下の直後から広島・長崎に医 師や科学者の大規模な調査団を送り込み、被爆者の治療はいっさいしなかったが、 被曝直後の人的・物的被害の状況を克明に調査した。そして一万ページにおよぶ報 告書を作り上げ、それをただちに英訳してその年のうちにGHQに提出した。その報 告書はその後のアメリカの核戦略作成や放射線障害の研究におおいに役立ったのだ が、なんと日本国内では一度も公表されず、被爆者治療に生かされることもついに なかった(このことに肥田舜太郎さんは怒り続けている)。

そんな具合に、一転アメリカに「奉仕」することで戦争期の日本の指導層は、自 分たちが占領者であるアメリカに「役立つ協力者」であることを示したのだという (そのとき、彼らはアメリカと協力して広島と長崎の被爆者を実質的な核実験のモ ルモットにしたことになる)。その「自発的隷従」によって彼らは、戦後も日本の 統治をアメリカから任されたのである。そんな勢力をまとめたのが自由民主党だっ たのであり、その後彼らはアメリカの「認可」と支持いや指示のもとに、戦後の日 本の統治を長期に担うことになる。

この「自発的隷従」は二世代・三世代と続き、初めは身を守る奸計でもあったも のが、やがては「生まれたときから」の性根となり、何の疑問もない「自然」な姿 勢になってしまう。日米安保体制とはそういうものだ。日本が世界でも稀な骨の髄 までの「親米国家」になったのにはそのような事情がある。そんな事態を生み出す からくりにずばりと名を付けてくれるのがラ・ボエシのこの論文なのである。詳し くは本書の「解説」をぜひ読まれたい。

「自発的隷従」という言葉がわたしの頭に強く浮かんだのは、2007年に『沖縄・ 暴力論』の企画を練っていたときだった。沖縄は広島・長崎の被爆者と同じよう に、日本政府の「自発的隷従」のためにアメリカに担保として差し出された貢物 だった。だから米軍基地は無くならないのだが(米軍が自由に使えると日本政府が 認めているから――それを取り決めたのが日米安保条約だ)、この梃子でも動かな い頚木のために、沖縄にもこの体制への「自発的隷従」を選ぶ勢力が出てくる。そ うして沖縄は分断されるが、教科書問題で沖縄戦の記憶が甦らされた2007年には、 この分断を超えるうねりが沖縄に地響きを起こしたのだった。

翌2008年に初の政権交代が起こったが、日米関係の見直しを掲げた民主党政権最 初の鳩山内閣が、官僚群のサボタージュとメディアの集中砲火を浴びて一年ともた ずに沈没したのは、この国の「自発的隷従」の構造がいかに根強いかを思い知らせ る出来事だった。

そしていま、民主党の大いなる失敗で「日本をとり戻した」安倍政権は、アメリ カへの「自発的隷従」をさらに倒錯させて、主人たる「一者」にあからさまに嫌わ れても、なおその「隷従」を強めることでみずからの統治体制の強引な強化を目指 している。いわゆる国防のアメリカ軍への全面的統合、TPPによる日本市場のアメリ カへの無制約な提供、危うい核

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