Business | 2015年 07月 23日 23:27 JST
米マクドナルドの4━6月、売上高・利益ともに予想上回る
[23日 ロイター] - 米マクドナルド(MCD.N)が発表した第2・四半期(4━6月)決算は、売上高と利益がともに
市場予想を上回った。
中国市場が回復し、スティーブ・イースターブルック新最高経営責任者(CEO)の販売促進策が奏功しつつあり、
4四半期連続で落ち込んだ世界既存店売上高は今四半期、増加すると見通した。
純利益は12億ドル(1株当たり1.26ドル)で、13億9000万ドル(同1.40ドル)から減った。総売上高も10%減の
65億ドルだった。
トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は、1株利益が1.23ドル、売上高は64億6000万ドル
だった。
世界の既存店売上高は0.7%減少した。すべての主要市場で客足が落ち込んだ。減少率はコンセンサス・メトリックス
のアナリスト予想平均の0.4%より大きかったが、4四半期ぶりの低水準だった。
他社との競争を背景に、米国市場のシェアが低下した。米国の既存店売上高は2%減少した。販売促進策などを
講じたが、客足が伸び悩んだ。
ただ、欧州の既存店売上高は1.2%増えた。英独の売り上げが好調だった。市場予想は、米国が1.5%減、
欧州は1.5%増を見込んでいた。
23日午前の米国株式市場で、同社の株価は約0.4%上昇している。