「世界初」ウクライナで深さ840メートルに“地下教会”建立(動画あり)
2015年7月23日15時45分
ウクライナ南東部の都市ザポリージャにあるエクスプルアタツィオナヤ鉄鉱石坑で16日、地下840メートルの所に
聖バルバラ聖堂が建てられた。ウクライナ宗教情報サービス(RISU)などの複数のメディアが伝えた。
地元メディアの情報として伝えられたところによると、この聖堂は、ウクライナ正教会(モスクワ総主教派)のベルジャンシク
及びプリモルスク教区のエフレム主教によって成聖されたという。同教区は公式サイトで、成聖などの様子を写真や動画
などで伝えるとともに、地下840メートルもの深さにある聖堂は「世界初」だと述べている。
正教会では、聖バルバラは、3世紀にフェニキアの都市であったヘリオポリスで殉教したとされ、鉱山労働者などの守護
聖人とされている。
「信仰はどんな職業やどんな活動をする誰にとっても大切だ。しかし、とりわけ常に命懸けの仕事にとってはそうだ」と
同教区。この鉄鉱石坑の従業員たちはこれを意識し、「常に鉱山労働者の守護聖人である聖バルバラの(とりなしを
求める)祈りに頼ってきた」という。
なお、地下にある教会の例は、深いものでは他に、ルーマニア北東部タルグオクナの岩塩坑にある、本物の塩でできた
大聖堂(ルーマニア正教会、深さ240メートル)、コロンビア中部ジパクイラの岩塩坑にある塩大聖堂(ローマ・カトリック
教会、深さ180メートル)、ポーランド南部のビエリチカ岩塩坑にある聖キンガ聖堂(ローマ・カトリック教会、深さ101
メートル)などがある。
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ウクライナ南東部の都市ザポリージャにあるエクスプルアタツィオナヤ鉄鉱石坑で、地下840メートルの所に建てられた
聖バルバラ聖堂を成聖する、ウクライナ正教会(モスクワ総主教派)ベルジャンシク及びプリモルスク教区のエフレム主教
(写真:同教会ベルジャンシク教区)
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聖バルバラ聖堂でイコンに接吻するエクスプルアタツィオナヤ鉄鉱石坑の女性労働者
(写真:ウクライナ正教会(モスクワ総主教派)ベルジャンシク教区)
https://www.youtube.com/watch?v=0meRvpkL2TA
■ 聖バルバラ聖堂の成聖式の様子
http://www.christiantoday.co.jp/articles/16604/20150723/ukraine-underground-chapel-840-meters.htm