台湾法務部(法務省)は21日、南部・高雄港で日本向け冷凍マグロ53匹の体内から覚醒剤計138キロを押収した。日本での末端価格は約14億円とみられる。台湾メディアが22日報じた。当局は冷凍業者ら3人の身柄を拘束した。
マグロは南部・屏東県にある冷凍会社名義で通関業務手続きされ、静岡市に輸出される予定だった。当局が冷凍コンテナのマグロをX線で調べたところ、内部がくりぬかれ、ポリ袋に入った覚醒剤が詰め込まれていた。マグロ約300匹のうち、覚醒剤が隠されたマグロには青色のリボンのような目印がついていたという。
http://mainichi.jp/select/news/20150723k0000m030164000c.html