防衛省でドローン不明、敷地外の住宅で発見 テスト飛行中
22日午後1時ごろ、東京都新宿区市谷本村町の防衛省のグラウンド上空を飛行中の小型無人飛行機「ドローン」が、
風の影響で敷地外に流され、行方不明になった。
約5時間後、北東に 約1.5キロ離れた同区西五軒町の集合住宅の植え込みに落ちているのが見つかった。
人的、物的被害は確認されていない。
ドローンは縦横約30センチ、高さ約8センチ、重さ約1キロ。
防衛省は23日に、追尾機能が付いた望遠カメラなどを使ったドローン対策の関係省庁向け説明会を予定しており、
この日はカメラを製造したソニーの社員や自衛隊員がテスト飛行をしていた。
ドローンはソニーの所有で市販されているタイプ。
4月に首相官邸屋上で見つかったものと同型という。
当時は風速3.6~11.8メートルで、ソニーの社員が操縦していた。
隊員らは「風にあおられ、四、五百メートル離れたところでコントロールが利かなくなった」と話している。
集合住宅近くの住民が見つけて110番。警視庁が回収した。
説明会は中止する。
深山延暁運用企画局長は「対策を講じな ければならない立場なのに、こういった事態を引き起こし申し訳ない」としている。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO89628750T20C15A7CN8000/