今月19日、静岡県西伊豆町で家族連れなど7人が川岸に設置された電気柵で感電し男性2人が死亡した事故で、電気柵には変圧器が取り付けられていたことが、警察への取材で分かりました。現場検証したところ、電圧を高くするよう設定されていたということで、警察は事故当時の電圧がどうなっていたのか調べています。
今月19日、静岡県西伊豆町一色で、2組の家族など7人が川岸に設置された動物よけの電気柵で相次いで感電し、このうち40代の男性2人が死亡し、残りの5人も重軽傷を負いました。警察は22日も現場検証を行いました。
警察によりますと、電気柵の所有者は、電源は手動で入れたり切ったりしていたとしたうえで、「ふだん夜間に電気を流し、日中は電源を切っていたが、この日は切っていなかった」と話しているということです。
この電気柵は家庭用の100ボルトのコンセントから電気をひいていましたが、その途中に、電圧を変えることができる変圧器が取り付けられていたことが、警察への取材で新たに分かりました。
警察が専門家らと現場検証したところ、電圧が400ボルト以上になるよう設定されていたということで、警察は事故当時、電圧がどうなっていたのか、所有者の男性から話を聞くなどして調べています。
ソース
電気柵事故 変圧器で電圧高くする設定 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150722/k10010162021000.html