幼稚園からも2700万円だまし取った弁護士
2015年07月22日 13時12分
大阪弁護士会所属の弁護士による業務上横領事件で、地検特捜部は21日、顧客の建設会社などから約2億円を
横領したとして再逮捕した弁護士・久保田昇被告(62)について、業務上横領罪のほか、大阪市内の幼稚園から
約2700万円をだまし取ったとする新たな詐欺罪などでも追起訴した。
起訴済みの分をあわせ、被害総額は計約4億9400万円にのぼった。
起訴状では、久保田被告は幼稚園側から隣接地の購入交渉を依頼され、昨年9月以降、所有者と交渉していないのに、
購入資金などの名目で自分名義の口座に入金させるなどして詐取。また、訴訟代理人を務める岸和田市と新潟市の
建設会社2社や、交通事故の賠償請求を委任していた女性から、計約2億1900万円を横領した、などとされる。
この女性によると、久保田被告は示談を成立させて保険会社から賠償金約9200万円を預かっていたが、一時金として
約3800万円を女性に渡しただけで、「示談は不成立に終わった」などと説明していたという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150722-OYT1T50044.html