不倫サイトの顧客情報流出=ハッカーが「即時閉鎖」要求
【ワシントンAFP=時事】不倫を奨励するカナダの出会い系サイト「アシュレイ・マディソン」の運営会社は20日、同サイトがハッカーによる攻撃を受けたと発表した。
利用者を特定できる情報が、インターネット上に一時流出したという。
運営会社によると、「許可されていない参加者」がサイト内の複数のアクセスポイントを通じて利用者のデータを取得し、ネットに掲載した。
サイバー攻撃を加えたと主張するグループは、声明で「サイトを即時かつ永久に閉鎖しなければ、本名や住所を含む全ての顧客記録や、利用者の性的妄想を添えたプロフィル」などを公開すると脅迫した。
運営会社は既に問題点を改善したとしているが、「世界中の主要IT企業と協力してきた安全対策でも攻撃を防げなかった」と利用者に謝罪した。
アシュレイ・マディソンは2001年創設。「人生一度。不倫をしましょう」を売り言葉に業務を拡大し、利用者は現在、世界46カ国で3700万人を超える。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015072100052&g=int