リベンジポルノでの告訴を受理 三鷹ストーカー事件
2015/7/18 12:24
東京都三鷹市で2013年、高校3年の女子生徒(当時18)が刺殺されたストーカー事件で、両親の代理人弁護士は
18日までに、殺人罪などに問われた池永チャールストーマス被告(23)を児童ポルノ禁止法違反の疑いで東京地検立川
支部に告訴し、受理されたと明らかにした。
事件を巡っては、被告が交際中に入手した生徒の私的画像をインターネットに流出させたリベンジポルノ(復讐=ふくしゅう
=目的の画像投稿)も問題となった。ただ、当時は両親が生徒の名誉が傷つくことを懸念して告訴を見送った。
裁判員裁判だった一審東京地裁立川支部判決は、画像のネット流出の悪質性も重視し、有期刑を科す場合の上限に
当たる懲役22年と判断した。一方、二審・東京高裁判決は「一審は起訴されていないリベンジポルノを処罰する趣旨で
量刑を判断した疑いがある」と指摘し、一審判決を破棄し、審理を差し戻した。
今後、地検立川支部が捜査し、児童ポルノ禁止法違反罪で追起訴する可能性がある。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HBF_Y5A710C1CC0000/