連続テロ犯、「大学生」に=出席不能で課程修了は無理―ノルウェー
【オスロAFP=時事】2011年7月にノルウェーで起きた連続テロ事件の実行犯で服役中のアンネシュ・ブレイビク受刑者(36)が、オスロ大学の政治科学課程の受講を認められたことが分かった。
大学の広報担当者が17日、AFP通信に明らかにした。
ノルウェーでは、条件を満たせば受刑者も教育を受ける権利が認められている。オスロ大の担当者は、同受刑者が「基準を満たした」と説明。必要な単位を取得すれば、理屈の上では「学士」となる。
ただ、同受刑者は独房に収監され、インターネットも使用できない。大学へのアクセスは「間接的手段」に限られるが、授業の半分以上は出席が必要。オスロ大の教授は「例外は認められない。収監状況が緩和されるか釈放されない限り、彼は課程を修了できない」と話している。
連続テロ事件では計77人が殺害され、ブレイビク受刑者は禁錮21年
の判決を受けた。社会への脅威と認定されれば、刑期は無期限に延長される可能性がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150718-00000010-jij-eurp