中国で日本人の男、死刑執行…覚醒剤3キロ売買
【広州=比嘉清太】覚醒剤を売買したとして、中国広東省で死刑判決が確定した60歳代の日本人の男に対し、
刑が6月23日に執行されていたことがわかった。
日中関係筋が明らかにした。
中国での日本人死刑囚に対する刑執行は、麻薬密輸罪で刑が確定した50歳代の男が昨年7月に遼寧省大連で
刑執行されて以来で、今回が6人目。
男は2010年、 広東省で覚醒剤約3 キロを売買したとして拘束され、13年に死刑判決が確定。
6月中旬に中国側から広東省広州の日本総領事館に刑執行の事前連絡があ り、北京の日本大使館は中国外務省に
「高い関心」を伝えていた。
中国は薬物犯罪に対し厳罰姿勢で臨んでいる。
中国の刑法は覚醒剤50グラム以上を密輸、所持、製造した場合、「懲役15年、無期懲役または死刑」と
規定している。
2015年07月17日 12時43分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150717-OYT1T50078.html